こんにちは、ひとりっ子です。
子どもがお片付けをしなくてイライラしたことはありませんか?
保育園でも、お片付けが出来る子と出来ない子に分かれます。
お片付けって、0歳クラスで出来なかった子は必ずと言ってもいいほど
年長さんになってもお片付けが出来ません。
お片付けって自然にできるようになるものではなさそうです。
この記事でわかる事
- 片付けはいつからはじめる
- 片付けの促し方
- 片付けの声掛け
保育園看護師として保育園で働く私が、片付けのできる子になるための「片付けの極意」をお教えします!
片付けは何歳から教える?
おもちゃの片付けは、保育園では0歳から教えます。
お座りが出来ておもちゃを手にしていたら、「お片付けするよ~。お手てパァして~」なんて声をかけながら
お手ての下に箱を置いておもちゃを落とすように促します。
もちろん、赤ちゃんなので「お片付けできた!」なんて思っていません。
でも、おもちゃを落とす感覚はきっと遊び感覚で楽しいのだと思います。
これを毎日、毎回繰り返すことで成長とともにお片付けを自然と覚えていきます。
もちろん、成長とともにお片付けの促し方も変わっていきます。
お片付けの促し方:年齢別

1歳になると、お片付けの認識が出来てきます
最初は、おもちゃ箱を大人が手にして「車のおもちゃ、お片付けするよ~」と声を掛けます。
最初は無視されることがほとんどなんで、ここでイライラしない事!
次に「ご飯食べるからお片付けするよ~!車のおもちゃからお願いしま~す」なんて言いながら
おもちゃ箱を子どものそばまで持って行き、1つ入れたら大成功。「あっちにもあった!」なんて声をかけると
次々に持って来てくれます。
おもちゃ箱をそばまで持って行っても無視する子には、大人が車のおもちゃを渡して、子供の手に持たせて
おもちゃ箱に入れるよう促します。
「え~、そんなのめんどくさい!それに、結局子ども片づけてないじゃん!」って思うかもしれませんが
大人込みでの片付けです。だってまだ1歳なんですから・・・
ここで大人が踏ん張ればすぐに1人でお片付けをする子になりますから。
1歳半にもなると、「お片付け~」だけで、片付けをしてくれる子がほとんどです
おもちゃを、どこに片づけるかもわかっているので、わざわざおもちゃ箱を差し出す必要もなくなる時期です。
ただ、0歳1歳と片付けを教えてこなかったお子さんは、まだまだお片付けができません。
1歳半過ぎからお片付けを教えていくのは至難の業です
だって、すぐにイヤイヤ期が忍び寄っていますから・・・
保育園では、お片付けをしない子にも、おもちゃを1つでも手に持たせ片づけてもらいます。
完璧にやらせですが、この1つだけでも「お片付けをした」と言うのが大事なんです。
子どもも、片付けをしなくちゃいけないとわかっているのに、意地でしない子もいます。
発達障害で、片付けが出来ない子もいます。
いちいち、めんどくさくてもお片付けと向き合う時間を作ってあげます。
時間はかかりますが、お片付けに参加する日が必ず来ます。
魔法の声かけ
「お片付けするよ」では、片付けは進みません。
保育園では、「おかたづけ~、おかたづけ~、さあさみんなでおかたづけ~」と歌いながら
お片付けを促すこともあれば
次に何をするから片付けよう!と具体的なお片付けの声掛けもあります。
例えば、「新しいおもちゃにするから、今出てるおもちゃを片付けようか!」
「給食の時間だから、お片付けしようか」などです。
次に何をするかわかると、早く新しいことをしたいからお片付けがはかどります。
切り換えの出来ない子のパターンはどうする?

今までの声掛けごときでは通用しないのが切り換えの出来ない子・・・
切り換えの出来ない子には通用しません。
「まだ、遊ぶ~!」とひっくり返って、大号泣!!
一番大変なパターンです・・・
ひっくり返って大号泣の場合、パニックに陥っているので
こちらの声は届きません。
しばらく無視を決め込みましょう。
無視と言っても「見て見ぬふり」です。
全く眼中に入れず、部屋を離れたりはしないでくださいね。
ここで、かわいそうだと思って色々な声掛けをしてしまうと
子どもも逆にどうしていいのかわからなくなってしまいます。
無視と言う言葉がよくなかったですね、
温かい目で少し離れたところから見守ってあげて下さい。
そのうち泣き止みます。
泣き止んだら、「お昼寝から起きたらまた遊ぼうね」「今は何する時間だった?」なんて聞くと
「お片付け」なんて当たり前のように答えてきます。
(わかってるなら、いちいち泣かないでよ・・・)と心の中で毎回叫んでしまいます。(反省)
きっと、泣いて騒げばなんでも許されているご家庭なんでしょうね。
まとめ
片付けは早ければ早いほど、身に付きます。
おもちゃを手にするようになったら、おもちゃを手から離して大人がキャッチすることから
初めて見てください。
必ず声掛けも忘れずに「お片付けできたね」「お片付け手伝ってくれたの、ありがとう」
「お片付けしてくれるの、ママ嬉しい」
お片付けをすることで、大好きな人が喜んでくれる。子どもって大好きな人が笑顔になるのが大好きです。
お片付け、出来なかったことにフューチャーせずに
一つでもできたことに喜んであげて下さい。
10個おもちゃがあったとして1個しか片付けなくても9個大人が片付けて
「きれいになったね~。お片付け手伝ってくれてありがとう」と笑顔で話しかければ
お片付けすると、大好きな人が喜ぶんだぁ。とインプットされます。
その積み重ねになります。
1人で出来るようになるまでは、声をかけながら楽しく大人も一緒にお片付けをすることが
お片付けのできる子になる近道だと思います。
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